
一人ひとりの「らしさ」を育みながら、
集団行動における「振る舞い」も
備わるような保育を実践していきたい。
保育教諭 2014年入園
K.O.
Profile
◆好きな言葉:明日は明日の風が吹く◆趣味:ドライブ、K-POP鑑賞◆夢:とにかく健康であること。たくさん旅行すること。
Career Message-04
未満児、年少、年中、年長と、すべてのクラス担任を経験して想うこと。それは、保育という仕事の難しさと楽しさ。毎回、子どもたちとの関係づくりには苦労します。距離感が難しく、近すぎても、遠すぎても、うまくいきません。優しすぎても厳しすぎても、同様にうまくいきません。また、個々に寄りすぎても集団生活が成り立たず、逆に集団を優先すれば個性が埋もれます。
要はバランスが重要なのです。しかも関係づくりの道筋は、一つとして同じものはありません。担当クラスのすべてが、唯一無二のもの。だからこそ、毎回ゼロから手探りで、関係を構築していきます。実は関係づくりが難しいほど、それを乗り越えたときに信頼の絆は深くなります。不思議ですね。
鍵を握るのはやはり「愛」です。そこに本物の「愛」があるかどうかです。心を尽くして愛情を注ぎ続ければ、結果、誰もが思いやりのある発言、行動ができるようになり、キリストの教えに基づく大いなる「愛」に包まれるクラスになるのです。これが10年以上の保育経験から辿り着いた私の答えです。

Q.飯田ルーテル幼稚園を選んだ理由は何ですか?
教育実習がきっかけです。小規模園で、いろいろな子どもたちとゆっくり、じっくりと関わりを楽しむことができると思ったこと、そしてここで着実に成長していく自分の将来を想像できたことが決め手になりました。
Q.現在の仕事は?
未満児クラスの担任をしています。未満児の子どもたちは、自立に向けた援助がまだまだ必要な時期であるため、排泄、食事、遊びなどいろいろな面で手助けしながら保育を進めています。

Q.仕事のやりがいは?
子どもたちの成長に寄り添えることにやりがいを感じています。特に未満児は、「話す」「立つ」「歩く」「食べる」「遊ぶ」「挑む」なども含めて、日々「初めてできた!」の瞬間に遭遇します。その感動の瞬間のエピソードを保護者と共有して喜び合えることも大きなやりがいです。そしてよちよち歩きだった子が、成長の日々を重ねて、卒園する日。いろんなシーンが脳裏に浮かび、いろんな想いが胸に迫り・・・大号泣。一人ひとりと濃密に関わったからこその涙であり、この卒園の日に毎回決まって、この仕事の醍醐味を実感します。
Q.働く場としての魅力は何ですか?
「みんなちがって、みんないい」や「一人ひとり神様が与えてくれた大切な存在」というキリストの教えが保育の根底にあることは、他にない魅力だと思います。一人ひとりの個性を育み、それぞれに合わせた成長のための導きを行い、そして自己肯定感を高めていく保育環境は、自分にとっての成長にもなり、働く場としての心地よさにもつながっています。

Q.あなたならではの仕事ポリシーや仕事スタイルがあったら教えてください。
子どもたちの未来につながる「今、できる!成長のための導きは何か?」を探りながら見つけて、その一つひとつに情熱を注いでいきたいと思っています。また、絶えず子どもたちと同じ目線で、同じ熱量で、「遊びの時間」「学びの時間」「体験の時間」などを共有していきたい。めざすのは「毎日がめちゃくちゃ楽しくて、ここにくるのが待ち遠しくて仕方がない」と思ってもらえるようになることです。
Q.今後の目標は?
大切なお子さんを預からせていただいていることを常に念頭に置きながら、一人ひとりの「らしさ」を育みながら、集団行動における「振る舞い」も備わるような保育を実践していきたい。また、今までの保育経験の中から、何か新しい保育アイデアを考え、それを他の先生たちとも議論しながら、具現化案を練り、これまでにない挑戦をしていきたいとも思っています。